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ササハタハツの価値向上につながるようなプロジェクトがついに始動!【2019年度「第3回ササハタハツ(仮称)まちラボフューチャーセッション」レポート】

2017年より渋谷区まちづくり課主催で行われている
「ササハタハツまちづくりフューチャーセッション」
今年度3回目となるセッションが
2019年11月28日(木)18:00~20:30に
笹塚駅前区民広場で開催されました。

はじめに
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セッション開始に先立ち、まちづくり課・齋藤 課長からはこの後発表されるプロジェクト提案について「予想以上にたくさんの提案があり、大変驚いています」という感想が。

また、まちラボについては「街の人をつなぐコミュニティのハブとして地域・商店会の活性化につながるさまざまなプロジェクトを生み出す機能を持たせたい」と希望を語りました。まちラボについては来年度任意団体として立ち上げる予定で、ゆくゆくは拠点を構え「サードプレイスとして、いろいろな人がつながる居心地のいい場所になれば」との考えがあるそうです。

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まちづくり課・真柴さんからは「まちラボ」について現段階の構想の説明が。「ササハタハツまちづくりの共創プラットフォーム」としていくためビジョンを今年度及び来年度で策定していくことが伝えられました。今年度は「将来像」と「基本方針」を固めていき、これから進められるそれぞれのプロジェクトが「機能」や「取組」につながっていくということでした。「良質なコミュニティ形成を通じた、ササハタハツエリア価値の向上」をミッションにコミュニティ活動支援・運営事業や公共空間を利活用するための官民連携事業、「ササハタハツ新聞」等を通じてコミュニティ活動を伝えていく情報発信事業などを行っていくということです。

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テーマオーナーによるプレゼンテーション

ササハタハツの価値向上につながるようなさまざまなプロジェクトが各テーマオーナーによって発表されました。テーマオーナーでない参加者も、興味深くそれぞれの発表に耳を傾けていました。

 

●ササハタハツマップ
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ササハタハツの地元の人がおすすめする飲食店・観光スポットをマップに。若い人がおすすめするスポットも多数紹介をして、プロのデザイナーに入ってもらうことで、そのまま家に飾りたくなるようなオシャレなマップを作りたいということでした。

 

●緑道クリスマスマーケット
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西原で『Paddlers Coffee』と『BULPEN』を営む松島さんからは西原緑道を使ったクリスマスマーケットの提案。地域のお店に出店を呼びかけて温かみのあるローカルマーケットを開催。春先にはさらに範囲を広げて緑道全体でフェスができないかということです。

 

●ササハタハツ新聞地域密着化計画
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「ササハタハツ新聞」で取材・執筆を行っている古川さんの提案は大人から子どもまでササハタハツにかかわるさまざまな方に記者になってもらうこと。地域の方が多くかかわることで、より地域に密着したメディアに育てていきたいという思いがあるそうです。

 

●ササハタハツまち遺産
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『街いく探検隊』の若松さんは子ども中心に多世代でまちあるきを行って「まち遺産」を見つける活動を提案。まちあるきを通じて、将来のまちの担い手である子どもがまちの価値を発見してくれることは大きな意味があると話しました。

 

●渋谷北部を元気に!
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幡ヶ谷中町町会の中村さんからは新国立劇場を起点としてオペラ通りで音楽祭や歩行者天国を開催する提案が。やがて水道道路まで開催を広げることでササハタハツ地区全体を活性化させたいという思いが。

 

●水道道路沿道活用検討協議会
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十号通り商店街理事長である秋元さんの提案は水道道路の沿道活用についてです。水道道路を歩行者天国にして地域の商店街と連携したイベント開催のほか、ロングホットドッグなどギネス記録に挑戦することで地域活性化につなげたいということでした。

 

●ササハタハツキャンドルナイト
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坪井さんからはササハタハツ全体でキャンドルナイトを行うという企画が。緑道にキャンドルを飾ったり、商店街に参加してもらったりするほか、各家庭でもキャンドルを楽しんでもらい、地域全体でひとつのことを共有したいと考えています。

 

●道路でオープンカフェin初台大通り
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初台町会の山崎会長の提案は初台の商店街がある初台大通りにイスやテーブルを持ち出してオープンカフェにするもの。芋煮や抹茶、コーヒーなど飲食できるものの提供のほか、こども遊びや作品展示などほかのイベントと絡めての開催も可能ということでした。

 

●ササハタハツ本の交換市
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初台まちづくり協議会の清水さんはさまざまな人が家で読まなくなった本を持ち寄って交換しあう「本の交換市」を通じてコミュニケーションを行い、コミュニティづくりをしていく提案が。主催者・参加者とも負担が少ない形で回数を重ねることで、さらなる広がりが生まれる素地を作る意味があると言います。

 

●水道道路を使ってみんなで楽しむ
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FC東京の久保田さんは障害や世代をこえて、誰もが楽しめる企画として、ササハタハツ地区の商店街でウォーキングサッカーを開催することを提案。ゆくゆくは水道道路を封鎖して、大きなコートとして大会の開催も考えられるということです。

 

●障がい者とのふれあい
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渋谷サービス公社で知的障害者(児)の水泳教室「スウィミー」にかかわる堀川さんは「スウィミー」が行われる中幡小学校のプールや校庭を使って、障害の有無を問わず楽しめることを行いたいそうです。来年の東京パラリンピックと関連づけてパラ競技の紹介や選手に来てもらうこともできないかという提案でした。

 

●インクルーシブ運動会!
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積田さんは障がいのある人もそうでない人も一緒に競技を行えるインクルーシブ運動会を提案。リハビリ機器や車いすを使った競技を行い、「しぶリンピック」と名付けてマスコットも作ってはどうかと具体的なアイデアが伝えられました。

 

●人と人をつなぐソーシャルモビリティFrog
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トヨタ自動車の未来プロジェクト室は、以前初台緑道マルシェでも走らせたソーシャルモビリティFrogをどのように地域の豊かな暮らしにつなげていけるか、さまざまな人と意見交換をしてみたいと話しました。地域の防犯や地域をさらに知ることにも役立つ可能性があるとのことでした。

 

企画の見本市
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ここまでで出たプロジェクトについて、テーマオーナーと自由に対話をする時間が設けられました。参加者は対話の結果、貢献できない、関心がないと感じたら自由にほかのテーマに移動することができ、テーマオーナーどうしもお互いのプロジェクトについて対話をすることができます。

企画づくりワークショップ
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「企画の見本市」を経て6つのプロジェクトにまとまりました。プロジェクトごとに「企画or社会実験検討シート」の記入を通じて、どのような思いやビジョンを持って、どのような企画・社会実験を行っていくのか、現段階でどのような課題があるのかが見えてきました。

 

インクルーシブ運動会

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プロジェクト提案で出た「しぶリンピック」についてさらに内容を深めていきました。「障害によって分断された集まりになりやすい」「障害者が社会と接点を持てることが少ない」という課題を解決するため、インクルーシブな状態がイベント的ではなく日常的なものになることを理想とします。誰か特定の人だけが1位になるのではなく、さまざまな人が1位をとれるような競技を行うことが目的ですが、広報をどう行っていくかを課題に感じているそうです。

 

モビリティ

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「街のニーズに貢献できるモビリティを作っていきたい」という夢を持つチームは、街の課題について「新住民と旧住民の接点がない」「インバウンドが増えている」の2つをあげ、Frogがそれらを解決するため「コミュニティカフェのような場にもなるのではないか」「英語の観光案内などを設置してインバウンド向けにも情報提供ができるのではないか」と考えたということでした。

 

まち遺産の発見・発信

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「まち遺産」と「ササハタハツ新聞」のプロジェクトがお互いに目指すのは「子どもから大人までみんながまちの良さを共有すること」とひとつのチームに。「多世代のつながり、新旧住民のつながり」をつくるため、子どもが主体となるまちあるきを行い、情報も発信。実現の課題としては「まちあるきをする子どもたち、まちを案内してくれるガイド役をどう集めるのか」「ワークショップ開催の場所をどうするか」という開催にまつわることのほか「集まったまち遺産をどう遺していくのか」というイベント開催後のこともあがりました。

 

公共空間の活用

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「オープンカフェin初台大通り」「水道道路沿道活用」「水道道路を使ってみんなで楽しむ」「本の交換市」のテーマオーナーが「道路を使ってさまざまなイベントを開催することで、地域に顔見知りが増えて安全・安心につながる」という思いをひとつに。現在は存在しているササハタハツそれぞれの地域の壁も取り払うことができればと考えているそうです。やってみなければわからないことも多々あるので、初台は来年のおとなりサンデーでの実施を考えているということです。

 

オペラ通りからの文化発信

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ササハタハツエリアをつなげていく人をつくっていきたいという思いが。そのためにこのエリアを「北渋」と名づけ、若い世代に向けて文化を発信。地域の価値を向上していけないかと考えているそうです。実現のためにオペラ通りを活用して、食と音楽を軸にしたイベントの開催を計画。「音と食をかけあわせるイベントで若者が多数来場してくれるか?」という仮説を検証していきたいということでした。

 

緑道クリスマスマーケット

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今の状況では「緑道が活かされていない」ことを課題に感じているというこのチーム。まずは自分たちのつながりで10店舗くらいに呼びかけ、小さくイベントを始めていくことを考えています。ただ今回は「クリスマス」をテーマにしているため、開催までの準備期間が1カ月弱。関係各所への許可申請や協力の呼びかけを考えると、現実的ではないのではという意見も出たそうです。開催時期を含めて改めて検討していくとのことでした。

 

講評
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前回のセッションで講演を行った泉山さんが再び今回のセッションで出た企画に講評をくださいました。インクルーシブ運動会は「目標を高く持ちながら、まずは小さく始めてもいいのでは?」、モビリティについては「ただ移動するだけでなく、どこから乗るか、どう乗るかを考えているのが興味深い」、まち遺産は「SNSを活用することでひとつの世界ができ、広く興味を持ってくれる人がいるのでは」、公共空間の活用は「町会、商店会の人がいなければ道路を止めることは難しいので、その第一関門は突破されている」、オペラ通りからの文化発信は「通りの名前と活動がリンクするのがおもしろい」、緑道クリスマスマーケットは「来年のクリスマスに向けてトライアルを行ってもいいかもしれない」ということでした。

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